top of page

講師について

国立音楽大学卒業。
楽器店の音楽教室ピアノ講師勤務
12年を経て独立。
2014年に当教室を開講
IMG_9494切り取り_edited.jpg
◆自己紹介・・・


~子供時代~
小学校卒業式で、将来の夢は「ピアノの先生」と発表したほど、ピアノが大好きな子供でした。
ですが、人見知りで内弁慶タイプだったのでピアノレッスンを受けていても無表情で反応薄め…。
褒められても困ってしまうような子供だったのでレッスンで最初に弾く時はわざと力半分で弾いたりしていました。
(今となると、当時の先生に大変申し訳ない気持ちです…!)

しかし家に帰ったとたん、のびのびと楽しく色々な曲を弾いていました。
「ここを小さく弾くとなんだか曲が優しくなるな」とか
「あ、この音とこの音は元気に弾いたほうがカッコいいな」と
遊び弾きをしながら表現を覚えていきました。
1人で弾く事が好きだった小学生時代でした。
~音楽って…? 中学生時代~
中学校では吹奏楽部でフルートを毎日練習する日々。
コンクール金賞常連校のため、練習はとても厳しかったです。
顧問の先生はとてもこだわりを持って、中学生相手に熱心に指導してくださいました。
一番こだわっていたのが「息ぴったりに合わせる事」でした。
厳しい指導の中、最終的に部員たちの演奏はピッタリ息が合ってきます。しかし、テンポやリズムを突き詰める事が多く、自然に心から湧き出てくるような歌や音楽がいつの間にか自分の中からなくなっていたように思います。
ピアノの方は音大進学を目指す事を決意し、本格的にレッスンを受ける事になりました。
先生も変わり、今まで一人で自由にのびのびと弾いていた時とは一変します。

この時期には必要なレッスンだったのかなと思いますが、その時の先生は「正確な技術」というところに重点を置いて教えてくださいました。
部活でも機械のような正確さを求められていましたので、この頃の私はピアノを弾いて楽しいと思う事が少なかったです。

いくら先生の言う通りに頑張っても、技術を磨いても、自分が思う「素敵な演奏」に程遠く…。
無意識レベルで「何が正しいの?」という想いがあったように思います。
「でもきっと自分がまだ勉強途中だからできないんだ、練習を積み重ねたら素敵な演奏に近づくはず!」
と、一生懸命練習に励んだ中学生時代でした。


 
~音楽人生を変える出会い~
無事、音大付属高校に進学します。ただ、学校の中ではピアノはビリけつでした。
ノーミスで弾いてもかなり低い点数しかもらえませんでした。
そんな時に、また先生が変わります。
この先生に出会って、私の音楽人生は変わります。

その先生は、「ピアノという楽器で歌うこと」を論理的に具体的に、そして丹念に教えてくださいました。
小学生の頃は、感覚で「ここは盛り上がる♪」「ここは優しい♪」などを表現していた私。
でも専門に勉強しているからには、感覚だけではダメなのです。

その旋律をピアノで歌わせるために、「フレーズはどこからどこまでなのか」「そのフレーズをどう歌えばいいのか」「どんな質の音を出せばいいのか」「それにはどのような指の動きをしたらいいか」「次の音へのつながりはどう弾くか」「音の切り方はどうするか」「その時に内声はどのように弾くか」…

それはもう、当時の私には気が遠くなるほど細かい細かい初回レッスンでした。
そんな演奏の思考回路に慣れていない私は、言われて1度ではできません。
でも先生はできるまで諦めずに教えてくれるのです。
やっとできた!
「 そうよ、それを家で練習してきなさい。」
ずっと腑に落ちなかった何かがスーっと解決していくような感覚、そして喜び。
今まで感覚で捉えていた事に、きちんとした裏付けを教えてくださった先生。
その時の初回のレッスンの日を今でも鮮明に覚えています。

その先生に出会っていなければ、音楽を楽器で演奏する事の喜びが分からずピアノを続けていくのは難しかったのではないかと思います。
ちなみに高校卒業時には、卒業演奏会に選ばれる位の成績まで上がっていました。
~今現在~  
日々レッスンをしている中で、こういった若い時の大事な経験が
いつも生かされています。

正確な技術だけに着目し過ぎず「いつか楽器で上手に歌えるように」 を目標に置き、そこにつながるような導入レッスンを行います。
そのように演奏する事もとても大変な事なので、技術も身についてきます。


過去の私のように感情表現が苦手な子がいても、「上手に素敵に弾きたがってる」という気持ちを感じるととても嬉しいです。
最近は「自己表現・プレゼンが上手な方がいい」という風潮もありますが、それが苦手な子は慌てずに、自分の中の大事な世界を育てていければ。
そしていつか、大切な事はきちんと表現できるような大人になれたら。
ピアノのお稽古がそれをお手伝いができたら最高です。

私の中学校時代の吹奏楽部は大変でしたが、得たものもたくさんありました。
色々なジャンルの曲に出会えましたし、アンサンブルの楽しさも知りました
当教室の発表会で、ソロだけではなく連弾もする事になったのも「クラシック以外の色々な曲とも出会い、アンサンブルの楽しさを知ってほしいな」 という想いからです。


生徒たちのピアノが上達していく喜びももちろんありますが、「心の成長」を見る事ができる瞬間があり、それが本当に嬉しいです。
そういった出来事は私の心の栄養剤として染みわたり、また子供達に還元していけるように、と頑張れるのです。

私も生徒たちに負けずに成長!
日々、精進です♪


 
bottom of page